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もっと使える「kintone」その2 -複数のアプリのデータを1つのアプリにまとめて集計しよう- 編

Focus U powered by kintone お役立ち情報(販売管理) お役立ち情報(顧客管理)

こんにちは。CI事業部サポートチームです。
kintoneをもっと便利に活用するための「もっと使えるkintone」ブログの第2弾です。
第1弾「もっと使える「kintone」その1 -販売管理「PCA商魂」と連携しよう- 編」はこちら


今回のテーマは「データ集計」。
ご存知の通り、kintoneには一つのアプリ内のデータをクロス集計したりグラフで表現する機能があります。
非常に便利な機能ですが、単体のアプリごとにしかデータを集計できないため、この点がつらいところです。

実際、多くのお客様から「複数のアプリデータからも集計を行いたい」というご要望があるのですが、
実は、複数のアプリデータからの集計は、プラグインを活用すれば解決できます。

この記事では、複数アプリデータの集計に関するプラグイン活用法をご紹介していきます。


どんな時に複数アプリを集計するの?

さて、ではどんな時・どんな目的で複数のアプリのデータを集計するのでしょうか。
業種・業種やkintoneの利用部門により、その内容は変わってくると思われますが、
当社が得意な領域でのお話をさせていただくと、
例えば以下のようなシーンで複数アプリの集計が必要になるのではないかと思います。

複数アプリを集計することが必要になるシーン

  • 案件管理 案件数と成約関連データを集計して案件化から成約までの傾向を見たい
  • 顧客管理 顧客に関連する多くの情報を集計して顧客分析に活用したい
  • 見込管理 新規問合せ、セミナー参加、案件数など見込管理のデータを集計して効率的なターゲットを探りたい


案件管理は案件情報を溜めていくだけではなく、成約結果と照らし合わせて成約の傾向を見てみたいですよね。
案件あたりの見積件数や見積額、受注率などを集計できると、今後の営業活動に役立つデータが取れると思います。

また、顧客情報は案件や問合せ、販売情報など多くの情報を集計することで、既存のお客様の姿が見えてきます

リード件数が多く営業の手が回らない、などという状況であれば、セミナー参加数や問合件数など指標となる
情報を集計して優先順位を付けて効率的にリーチしていきたいところです。

ただし、集計内容もさることながら、集計方法に関して言えば、
kintoneの標準機能だけでは複数のアプリのデータを一発で簡単に集計することができないのです。


複数のアプリデータを集計するためには

顧客や案件、見積などは通常別々のアプリとしてデータを持っています。
そのため、kintoneの標準機能で集計するためには、ルックアップなどで集計したいデータを一つのアプリに
集合させる作業が必要となります。(正直この作業がしんどい!です。

もしくはkintoneのアプリにあるデータを一つ一つCSVでエクスポートして、それらをExcelなどで結合させて
加工すればいずれも集計はできますが、結構な作業量になると思われます。

そこで、複数のアプリのデータを集計できるプラグインを利用します!!


「複数アプリデータ集計プラグイン」で実現

複数アプリデータ集計プラグインとは

顧客コードなどの一意のコードで紐付き、かつ複数のアプリに所在するデータを1アプリに集約。
処理実行時の最新状態のデータとして集計し、kintoneの一覧画面で閲覧、管理することができるプラグインです。
紐付コードの指定や複数アプリの指定をプラグインで設定することが可能です。

設定のステップ

  1. まずは集計したい(=一覧で見たい)内容を決める
  2. 集計用のアプリを1つ作成し、表示項目を設置する
  3. 表示用一覧を設定する(一覧名称は「顧客集計用」など)
  4. プラグイン設定画面でその一覧を選択し、集計対象とするアプリを選択し設定する

ブログ(設定画面)_20201005.png



ちなみに今回はFocus U 顧客管理と弥生販売の連携版をサンプルとして利用しました。

顧客情報に、案件や商談、問合のほか見積や受注、売上などの販売情報を集計します。
いずれもアプリが別々になりますが、これら複数のアプリをプラグイン設定画面で紐付けることができます。


ブログ記事(アプリ一覧画面)_20201005.png




さぁ集計完了!顧客データを集計

実際に集計してみました。
今回は、顧客の各種情報を集計して顧客分析をするための一覧「顧客集計」のデータ集計です。

ブログ記事(複数データ集計)_20021005.png



案件数に対する見積件数と見積金額の関係や、受注・売上金額の関係も分かりやすくなりました。
売上件数(売上額)と問合件数の関係を見ていくことで、他顧客との比較により改善すべき検討事項があるかもしれません。
また、成約率や売上率などの2次加工も、一覧データをCSVで出力できるので出力後にExcelで行うことができます。


もっと「kintone」を使って、もっと大きな効果を。

いかがでしたでしょうか。

今回は、複数のアプリをデータ集計できる「複数アプリデータ集計プラグイン」を使った、
集計一覧によるデータ活用についてご紹介いたしました。
kintoneだけではちょっと面倒なんだよな、という方も是非チャレンジしてみてください。

また、今回は弥生販売連携した状態の販売管理情報の集計をモデルにしています。
販売管理情報があると、Focus U 顧客管理の案件情報と販売管理とも紐付ができるので、データ集計の効果もバッチリです。

弥生販売連携については、また別のブログ記事で取り上げたいと思います。

それではまた次回お楽しみに!


> 複数アプリデータ集計プラグインの詳細はこちら <




> Focus U 顧客管理サイトはこちら

> Focus U 顧客管理に関するお問い合わせはこちら

 

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