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もっと使える「kintone」その1 -販売管理「PCA商魂」と連携しよう- 編
こんにちは。
CI事業部サポートチームです。
世の中には様々なクラウドサービスがあり、顧客管理や販売管理でもクラウド化の流れが続いています。
ただ、顧客管理と販売管理は別システムであるがゆえに、「顧客マスタがシステム間で分断している」、「販売管理の販売情報と顧客管理システムの顧客情報が紐付かない」といった問題が発生しているようです。
この問題をクリアするため、顧客マスタデータを二重入力したり、システム間でCSVデータをインポートするなどの方法で運用面でカバーしていることも多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事でご紹介したい、もっと使える「kintone」は、kintoneで構築した顧客管理と販売管理を連携することで、データを自動同期し販売データが顧客情報の一要素として管理できる、kintone顧客管理×商魂連携の活用です。
販売管理システムと顧客管理システムを別々に運用すると起こる問題点とは?
もともと、顧客管理と販売管理は別システムですが、これらをまったく別々に運用してしまうと、下記のような問題が発生してしまう可能性があります。
- 顧客マスタを合わせるためにCSVの書き出し→読込みをサービス間で行う必要があり、作業に大変な手間がかかっている。
- 顧客管理で管理されている重要な販売履歴が、販売管理で蓄積されている情報と違っていて、結局販売管理を確認する必要がある。
- 顧客管理で作成した見積を販売管理でもう一度入力しなければならない。
- 案件とその販売実績が紐付けできておらず、毎年の案件取りこぼしの発生や、予測精度UPにつなげられない。
これでは二重入力による業務的負荷が大きいのはもちろん、継続的な収益拡大にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
「kintone」と「商魂」のデータがリアルタイムに同期
kintoneについては、他のブログ記事でもご紹介しているので詳細な説明は省きます。
「商魂」は、ピー・シー・エー株式会社様が開発/販売元である販売管理ソフトです。
その商魂のクラウド版「商魂クラウド」と「kintone」はWeb-APIで連携しますので、顧客マスタや伝票の新規作成や更新のタイミングで、リアルタイムにデータを同期することができるのです!当社の販売するkintoneベースの顧客管理パッケージ「Focus U 顧客管理」は、スムーズに商魂と連携できる顧客管理パッケージ。
顧客マスタ、商品マスタ、見積、受注、売上の各データは、予めセットされたそれぞれのアプリにリアルタイムで同期することができます。
<kintoneメニュー画面>
<kintone売上アプリ:売上伝票を商魂と同期中>
「kintone」を活用して問題解決!
見積伝票、受注伝票、売上伝票が新規に作成された時、または変更された時には、kintoneと商魂の双方向で同期されるので、もう毎月のCSVデータ読込作業に悩まされることはありません!
もちろん、顧客台帳を開けば顧客の(社内で統一された)販売情報が確認できます。
kintone上で展開し利用(データ作成や閲覧)できるので、売上データの集計や伝票作成時の通知機能も利用すれば、社内情報伝達がますます促進されます!
<売上データ集計>
もっと「kintone」を使って、もっと大きな効果を。
さて、せっかくデータが同期し共有できるようになれば、より大きな効果を得るため『効果的なデータ活用』を進めていきましょう。
今回ご紹介している商魂では案件の管理はできません(販売管理ソフトなので当然ですね)。
一方、Focus U 顧客管理では案件管理ができます。
この案件情報と販売情報を紐付ける(kinotneのアプリ内データを結合する)ことで、毎年どの時期にどのような案件が発生し収益化できているのか、つまるところ定期的な案件化(安定収益化)のモレ防止や案件軸でのクロスセル/アップセルに活用できます。
Focus U 顧客管理を使ってkintone×商魂の連携をはじめましょう!
システム間ので二重入力やデータ共有に課題を抱えていらっしゃいましたら、kintoneと販売管理との連携をご検討いただくのはいかがでしょうか。
クラウド同士で連携できる、商魂×kintone連携はkintone活用の第一歩。
デモのご依頼もお受けしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
業務上必要な情報を、一番必要なタイミングで、それを必要としている人のもとに届けるクラウドサービスです。「タイムレコーダー」「給与明細」「顧客管理」「販売管理」に続き、続々サービス計画中です。